・スケート近況
ここ数年、スケートに関して取り組んできたのは、「スピード」。
それまで自分のスケートは、ジャンプ!顔芸!ジャンプ!(楽しければOK)でしたが、
コロナ禍あたりの頃から、結構時間をかけてコンパルとか、スケーティングの練習をしてきました。
でも、その結果どうなったかというと、メタメタな状態になりました。
スピードはまあ、前よりは出るようになったと思う。
でも、普通のスピード(自分にとって怖くないスピード)でエレメンツをやるのと、
スピードを出した中でエレメンツをやるのって、別競技かってくらい、本当に違うものでした。
いま
ジャンプも跳べない。
スピンも入れない。
ターンも踏めない。
スタミナも持たない。
エレメンツのすべてのタイミングがシビアになって、できることも、できなくなってます。
時折、スピードの中でばっちり技がハマって、これだよ!これをやりたいんだよ!と、とても気持ちいい瞬間も稀にありますが、今はまだ制御できてないことの方が多いです。
スピード・コントロール。
まあ、でも、それがつらい、とか、スケートもうイヤ!とかそんな感情はなくて、
過渡期だよな、ひとつ上のレベルに行くために必要なプロセスだよな、と思って(信じて)、
精進していくしかないと思ってます。
この状況を乗り越えるためにはどうすればいいか?何が必要なのか?を色々考えながら。
ダワさんもまじめになりました。
なので、いつも5月にドイツから帰ったら3ヶ月くらいほとんど練習しないのですが、
今年はもう6月から練習してます!すごい!
ってのが近況です。
てな状況が去年くらいから続いてたので、今年はドイツ遠征はスキップしようかなと思ってたのですが、まあ、色々あって参加することにしました。(案の定、ボロボロのメタメタな結果になりましたが、長くやってたらこういう時期もある、しょうがない、と案外カラッとしてます)
とにかく、参加することに決めたからには、本番に向けて試合慣れをしないと、と思い、
日本の大会とか、発表会に、いくつかエントリーしてみたのですが、
なんか顔ぶれが新しくなってて、新鮮な気持ちでした。
自分が30歳くらいでマスターズチャレンジカップとか出だした頃は、
自分がいちばん下の世代で、上の世代には個性豊かな名物大人スケーター的な感じの人がたくさんいて、ほとんど毎年顔ぶれも変わらず、って感じでした。
で、自分は2013年からドイツ遠征をするようになったのですが、
ISU ADULTとマスターズって時期がかぶるので、
日本の大会にはほとんど出ることがなかったのです。アダルトの大会自体、マスターズとパピオくらいしかなかったしね。
色々調べてたら、いつの間にかアダルトの大会も増えてて、久々に日本の大会にエントリーしたら、自分より下の世代のスケーターが増えていることにびっくりでした。浦島太郎的な心境。
しかもみんな上手い!そして真面目!
フリップとサルコウと両足スピンしかできない、無所属の野良で、曲かけを1回もせず、ビゼーカルメン〜ピンクレディカルメンとかいうふざけたプログラムでマスターズデビューという超絶ふざけたスケーターだった自分、なんだったんだろう、ゲラゲラ
とか、新しい世代の皆さんを見てて思いました。
そんな異端児アダルトスケーターだった自分も、いろんな経験を積んで、
まあ、曲がりくねった道を進みながら、なんとかスケート続けています。継続は何ちゃら。チャオ。