2013年05月06日

Road to Oberstdorf その6 〜けつだん〜

2012年にはだいぶん体調も恢復し、ひさびさにリンクに行ってみたものの、ジャンプも何ひとつ飛べなくなってしまいました。そしてまた練習を再開し5月のマスターズに出たものの、案の定、散々な出来。6月に靴を買いかえ、エッジも新しく替えたため、ジャンプはおろか、ターンすらろくにできなくなったところから練習を重ね、ひとつひとつ技を取り戻していき、のぞんだ2012年9月のパピオカップ。このことは以前ブログに書きましたが(詳細はこちら)伊藤みどりさんとお話できて、勢いで「ドイツ行きたいですっ!」とは言ったものの、



「・・・・行けるわけないわな・・・・」



と正直、心の中では思っていました。理由は後述。



博多での大会が終わったあと、九州をぶらぶら旅行し、のんびり別府温泉につかったり、軍艦島に行ったり、王様@動画宮殿のご実家に泊めて頂いたりして、王様ともいろいろ話しました。


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ダワ「テンションあがってドイツ出たいなんて言っちゃったけど無理だと思うだって僕スケート下手だしこんなレベルで国際大会なんて笑いもんだしリベンジの為に1年間頑張った時期もあったけど今はそんな強いモチベーションもなくてただ趣味で楽しみのために滑ってるだけだしそりゃあもっとスケートうまくなりたいしウケ狙いとかネタプロとかやるならうまいほうが伝わるしアクセルとびたいダブルとびたいとか思わないこともないけどそのためにはもっと練習量もふやしていろんな努力しなきゃいけないしトレーニングの時間もお金もダイエットも必要でそのためにいろんなもの犠牲にしなくちゃいけないし今は現状維持というか続けるだけで精一杯だよ同じ時期にスケートはじめた人みんなやめちゃったそもそも僕超文系で運動とかもともと得意じゃないし走るのとかキライだし今もスピン練習するたびに三半規管やられてオエーとかになってそのあとも気持ち悪いの残るしピアノライブだって来年東京と大阪であるしピアノとスケートの両立は難しいしライブ前に怪我とかも絶対できないし第一仕事だってあるしそんな長く休みとるのも難しいでもそんなこと言ってたらいつまでたってもうまくはならないしでもうまくなってどうすんだって感もあるしそんなこんなでドイツなんて夢の夢の夢」


とか、ぶつぶつ言ってたら


王様は


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「zzzzz・・・・」



寝てた!



と思ったら!



がばっと起き上がって!



言った!



「なぜベストを尽くさないのか!!」

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「なぜベストを尽くさないのか!!」

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ダワ「えっ???」



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「zzzzz・・・・」



ただの寝言でした。



でもそこで決めました。




ドイツ、行けるかどうかはわからないけど、


ベストは尽くしてみよう、と。


ハタからみたら、無謀な挑戦に見えると思うけど。


「バカ」とか「いい大人が何やってんだ」とか


「いい年した男がフィギュアスケート(笑)」とか


「死ね」とか「恥知らず」とか「ブサイク」とか「デブ」とか


「八百長」とか「疑惑の採点」とか


言われると思うけど(後半ひどい)


やれるだけやってみよう、と。


バカでいいじゃん!


バカ上等!!


だって、ドイツとか


楽しそうじゃん!
(結局そこ)






そこからは早かったです。

東京にかえって、

まずはスケートを教えてくれる先生を探しました。



・家からも通えるリンクで

・大人スケーターも教えていて

・面白いプログラムも作ってくれそうな先生




・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・




あ!!!!!!



いた!!!!!





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って違!!!!!




つづく


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2013年05月05日

Road to Oberstdorf その5 〜リベンジ〜

はじめてのマスターズで大失敗をしたダワは、
そのリベンジを果たすため、その後1年間、トレーニングに燃えました。


♪重いコンダラ〜試練の道を〜〜

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♪行くが〜男の〜〜ど根性〜〜

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演技中に息が切れてつらいときにでもちゃんと笑顔で滑ることを目指し、
富士山に登って酸欠の状態で笑顔を作るという

「笑顔練in富士山」

など、斬新な練習を積み重ね(滑れよ!)





大会の経験(パピオ、サカス、宇都宮など)も積み重ね





あっという間に1年。2011年5月、2回目のマスターズにのぞみました。




プログラムはジゼル。




トントンやりたかっただけなんです!
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火の鳥やりたかっただけなんです!
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チャリーンやりたかっただけなんです!
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なんとかノーミス!ガッツポーズ出たよ!
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なんか3位とかだし!

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(注:出場者6人)




やったぁぁぁぁぁぁ!!!!



スケートやっててよかったぁ!





リベンジはなんとか成功。

しかし、そこで何かがぷっつりと切れてしまったのか、

ダワは再び病に伏せることになりました。

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つづく




posted by dawa at 01:06| コンペティション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月04日

Road to Oberstdorf その4 〜大失敗〜

そして挑んだはじめてのマスターズ@東伏見。



会場に足を踏み入れた瞬間、何かが違うことを感じました。



パピオ杯のアットホームな雰囲気とは何か違う。



何これ。。。



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こわい。。。。



これからネタプロやるのに、「こわい」しか感じない。



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そして、心の動揺を隠せないまま、いざ本番。



スタート地点に立ったとき、震えはピークに達しました。



不安定な氷の上で、ひとりきりで、



まわり360度に人がいる(パピオの時は180度)、



杉田さんもいる、藤森さんもいる



そういう状況がどれほどこわいか、どれほど心もとないか、どれほど孤独か。



そして案の定!



ステーン!!

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コローーン!!!

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ドターーン!!

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ジャンプ全コケ。なんでもないところでも転び、グダグダオブグダグダ。



これ、途中から記憶ありません(マジ)



気がついたら、控え室にいました。



わーーーーーーーーーーーーーん!!!!!

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odakuuuuun.jpg

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あの悔しさは一生忘れないですねぇ。


でもここまで落ちたら、もう上見るしかないので、


絶対リベンジしてやる!!



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という気持ちで、1年間後のマスターズを目指し、


はじめて真剣に練習に取り組みはじめました。





つづく




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2013年05月03日

Road to Oberstdorf その3 〜はじめての大会〜

大会に出ようと思ったのは、マスターズの大先輩☆チョクトウさん☆の影響です。
2009年5月、宇都宮の貸切の時にはじめてお会いしたのですが、チョクトウさんの演技を見て(ひとりアイスダンスみたいなやつ)


「なんかおもしろそうなことやってる人がいる!」


「ぼくもああいうのやりたい!」




と思いました。


そう、なんかおもしろいことやりたかったんです!


ブログのネタがつくりたかっただけなんです!


ライブのオープニングムービーのネタ、つくりたかっただけなんです!


なんです!



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そして自分でプログラム「カルメン」を作り、2009年9月、はじめてパピオカップに出場しました。



ライサのひらひらやりたかっただけなんです!
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美姫ちゃんのパックンやりたかっただけなんです!
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ピンクレディのカルメンやりたかっただけなんです!
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そしたらなんか優勝したし!!!
(※注 出場者2人)

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「はは!スケートって楽し☆」


「この調子で☆」


「東伏見のマスターズも出ちゃお☆」






なんて調子に乗っていたのがすべてのあやまりだったのです

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つづく




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2013年05月02日

Road to Oberstdorf その2 〜きっかけ〜

もともと、スケートをはじめたのは、健康のためでした。
遡ること7年前の2006年。ちょうどトリノ五輪の頃のお話です。



社会人5年目。不摂生な生活を送っていたダワは、病に伏していました。

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ダワ「ああ、あの最後の一葉が落ちる頃。。。」


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ダワ「私はきっと、、死んでしまうのね。。。」


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ダワ「ふぅ。。。。。」


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と、病床のベッドdeテレビをつけると、トリノオリンピックがやっていた。

そこに!

突然現れた、この子!






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ダワ「何この子!!!なんか、、、すごい!!!」


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そしてさらに現れたのがこの子!






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ダワ「何この子!!!なんだか、すごい!!!」


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パブクたんとミラたんから強烈なメッセージを受けとった僕は、




「い、今すぐリンクに行かなくては!!!!」



と使命感にかられ、


ぶーんとバイクをとばし、東伏見のリンクに行きました。
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そしたら!


寒!!



いやそうじゃなくて



滑るの楽しい!!



なにコレ!



楽しい!



スケート楽しい!!!



楽しい!!!




って思ってるうちに靴を買ってしまい、



楽しい!!!



って思ってるうちに神宮の教室に通いはじめ
(小山先生、一條先生には基礎を教わりました。ありがとうございました)



楽しい!!!



って思ってるうちに10キロ痩せて
(結局戻った)



楽しい!!!



って思ってるうちに、年越しスケートなんて行ってみたり



してるうちに



健康体になりました!

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スケートに出会ってなかったら、自分はもうきっと死んでたかもしれない。たとえ物理的に死んでなくても、精神的に死んだままだったかもしれない。そういう意味では、スケートに命を救われたといっても過言ではないのです。自分のスケートへの思いは、そういうところが原点なのです。


そして「『大人の趣味』というのは、大人が子供に戻れる時間だ」

と誰かが言っていましたが、
最初の数年はまさにそんな感じ、ただスケートの「スーっと滑っていく感覚が、楽しい」という気持ちだけで滑っていたと思います。

大人スケーターの大会、マスターズがあるとは知っていたけど、見たこともないし、
自分がまさか、大会に出るなんて、人前で踊るなんて、
思ってもみなかったのです。



つづく



posted by dawa at 01:07| コンペティション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする